近畿圏中古マンション市況➀
添付のグラフは近畿圏の中古マンション成約状況を示しています。長期的な視点に加えてコロナ前後の変化を見ると、近畿圏の中古マンションはどのようなトレンドで推移してきたのでしょうか？一緒に考察していきましょう。
左図の成約㎡単価のグラフを見てみましょう。2014年以降中古マンションの成約㎡単価は右肩上がりで推移しています。前年比で見てみても新型コロナウイルスの影響が色濃く出た2020年から2021年にかけての数カ月マイナスに転じたくらいで、それ以外は継続的にプラスとなっています。
次に、成約件数はどうでしょうか？右図の成約件数のグラフからは、初めて緊急事態宣言が出た直後の2020年4月や5月で前年比が大きくマイナスになっているのが明らかに分かります。この2つのグラフから、現在においても近畿圏の中古マンションの需給関係は、需要の方が多い状況であることが分かります。
【次回に続く】